禅から読み解くビジネス思考:和敬静寂(メンバーとの和を重んじる)

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ビジネスは1人で行っているわけではありません。必ず誰かが存在し、その誰かと一緒に同じベクトルを向いて仕事をする事で大きな成果が生まれますし、大きな喜びもまた生まれるはずです。

今回はそんな内容の禅語をご紹介しましょう。

和敬静寂とは

和敬静寂(わけいせいじゃく)とは違いに認め合う事を意味する言葉です。禅語としても使われますが、茶道の世界でも使われる言葉です。和を重んじる日本人に親和性の高い言葉ですね。

「和」の心を持って他人を認め合う事でそこに「敬」が生まれます。そうして生まれた関係に「静」を得て「寂」に完結するという言葉です。

一期一会で人と人が出会った縁を大切にし、出会ったもの同士が和やかに言葉を交わし、相手を敬いそして尊重しあう。清らかな心でそれぞれ向き合い、最終的に「寂」、迷いも悩みもない、純粋かつ透明な境地にいたることをこの4文字で表現している言葉です。

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言葉の誕生について

禅の僧であり、「一休さん」の愛称で知られている一休宗純が茶道の開祖であると言われている村田珠光に禅の心をもって茶を立てるよう勧められました。その際に茶道のこころとしてこの言葉を残したと言われています。そして千利休により茶道の根本精神であるとして広くこの言葉を広めました。そのため茶道の言葉であると思われる方も多いのではないでしょうか。

心の底から相手を認めているか

人と仕事をする上で重要なのはその人に対する信頼ではないでしょうか。信頼できるから相手を認める事ができ、信頼しているから相手からも認められる。そこに認める気持ちが無ければなかなか成果が出ないのではないでしょうか。

アドラー心理学でも「信用より信頼する」事が大切であると言われています。信用とは信じるが最後はチェックをすること、例えば新人社員の仕事をある程度やらせて、最後にチェックを入れてドキュメントを提出するなど、そういうケースは信用であると言えます。しかし、「信頼」はその人の失敗も含め信じてあげる事、騙されるかもしれない、それさえも許す事

が信頼であると言っています。

ビジネスで通説であったGIVE&TAKEはもう古く、お互いがWIN-WINな関係でいるためにはGIVE &GIVENの考え方が必要であると言えるでしょう。アサーティブに人と接する際に必要な対応という観点ではGIVE &GIVENの精神でいることが必要であると言われています。

和を以って尊しと為す

この言葉は聖徳太子の十七条憲法にある言葉です。七世紀のはじめに既に和についての重要性が唱えられていたのですね。島国である日本人にとっては非常に親和性のある考え方であると言えます。

そしてこの和敬静寂は調和やバランスについても同時に伝えています。和を敬うことで静寂が訪れる。全ては調和の中から静寂が導き出されると言えるでしょう。そう考えると禅の考え方を会社方針やプロダクトに取り入れたスティーブ・ジョブスを始め、先進的な企業、取り分けシリコンバレーの企業であるGoogleやIntelなどがマインドフルネスや禅の考え方を取り入れたのは頷けますね。

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